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加齢医学最前線

「人はなぜ年をとるのか ~加齢医学最前線~」

医療が進歩しても、健康が大ブームでも、生活習慣病を患って一生治療しながら亡くなる傾向は悪くなる一方で、人間ドックの異常者は何と89%です。時流に逆らって天寿まで、健康・豊か・幸せを願うあなただけを精一杯支援いたします。
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7月25日、日経ホールでの健康と医療フォーラム
「人はなぜ年をとるのか ~加齢医学最前線~」を受講しました。

日野原先生の著書はいくつか読んでいますので、いつかお会いして
直接お聴きしたいと思っていましたので、感激しました。
2カ月後に94歳になるとはとても思えない若々しくて、ユーモアたっぷりの
スピーチに魅せられました。
50分間原稿なしでのスピーチでした。

参考になると思いますので、要点をまとめました。

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◆基調講演 
 日野原重明氏(聖路加国際病院名誉院長・同理事長)
 
 1日の摂取カロリーを年齢、甲状腺ホルモン分泌量、運動量で割り出して
 コントロールするとよい。
 私は1日1,200kcalに抑えている。朝はジュース、昼はビスケットくらい

 米国との違い
 日本は、看護婦に関する法律は1948年にできて変えていない
 米国では診断までしている
 日本が15年かけて身につける臨床能力を米国では5年で身につける
 米国では出欠を取らず、教授より遅くくる医学生は一人もいない
 日本は出欠をとるから大学にくるが、2割は欠席している
 モチベーションが段違い

 米国の100歳以上の高齢者は自立している人が多い
 日本は2/3が寝たきり

 5人に1人が認知症になる (認知症という病名はおかしい。)
 認知症になりやすい遺伝子があってもよい生活習慣を続けると悪い遺伝子の
 スイッチは、入らない
 10年先の約束事、目標を持つことはたいへん重要
 私は90歳の時に10年間必要な疫学調査を開始して結果が楽しみ

 アンチエイジングのコツ
 1.カロリー制限をする
   動物実験で明らかに長寿になる
   40~50歳:腹8分、65歳から:腹7分
 2.脂肪の質に気をつける
   動物性脂肪(パルミチン酸)、リノール酸は減らす
   オレイン酸(オリーブオイル)、オメガ3系脂肪酸(魚油)を摂る
 3.タンパク質は摂る
 4.糖質を減らす
 5.身体、脳によい大豆を摂る
 6.野菜、果物を十分に摂る
 7.歯をしっかり手入れして、よく噛む
 8.筋肉、骨、頭を使う
   日野原先生はエスカレータなどは使わず、上り階段は2段上がり
 9.うつぶせで寝る。動物で仰向けに寝るのは人間と溺愛されたペットだけ。


◆パネルディスカッションなど
 パネリスト
 大島伸一氏(国立長寿医療センター総長)
 白澤卓二氏(東京都老人総合研究所 チームディレクター)
 中田 力氏(新潟大学 脳研究所統合脳機能研究センター長)

 コーディネータ
 中村雅美氏(日本経済新聞社 編集局科学技術部 編集委員)

 心地よく年を重ねる
 年をとると3S+S=しみ、しわ、しらが+診察券

 ▼白澤さん
 サクセスフルエイジングの秘訣
 仏・カルマンさん122歳 若々しくエイジングした結果 → 長寿

 NHKスペシャル 2人の長寿者
 三浦敬三さん(スキーヤー)
  骨量、下半身のの筋力が突出している
  大腿骨:60歳、腰椎:80歳、上腕骨:100歳
 板橋光さん
  全体に好バランス

 食事と寿命 カロリー制限すると長寿
 原生動物:7日 → 13日
 みじんこ:30日 → 51日
 赤毛猿:30%カロリーを少なくすると、若々しく、ガンも少ない

 長寿のバイオマーカー
 体温が低い
 インスリンが少ない(運動習慣があることが大切:筆者)
 DHEAS成長ホルモンが多い
 (成長ホルモンの分泌に加圧トレーニングが著効を見せる:筆者) 
 アディポネクチンが多い
  筋肉、脳、血管に影響がある

 加齢はストレス
 カロリー制限するとストレスが減る
 DNAの障害も減る

 カロリー制限による低栄養を防ぐ
 1日3食を楽しく食べる
 肉:魚=1:1
 食欲のない時はおかずだけでも食べる

 260人に1人が100歳以上 大切なことは、
 1.運動
 2.栄養 低カロリーで高栄養

 転倒して大腿骨骨折で寝たきりになる
 80%は亡くならなくてもよかった人
 いくつになっても楽しいこと、好きなことをする
 90歳でスキー、結婚

 ▼中田さん 
 脳と加齢

 脳が扱うのは情報 → 確率 → シャノンのエントロピー

 情報の塊 → 脳の高次機能 → 心
 脳は複雑系の代表
 心:情報集合体の動態的活動

 加齢:老化 不都合を避ける
 脳は老化しない
 脳を支えている構造は老化する
 心に情報を与える機関が老化する
 脳から命令を受ける機関は老化する
 脳と身体機能の不適合を理解する

 学習は両刃の刃
 記憶:忘却
 熟練:初学

 痴呆症は病気
 原因が判っているもの:  自己責任
  自分から脳を傷めないように
 原因が判っていないもの:医者、研究者の責任

 心は老化する
 「若さ」を忘れた瞬間から心の老化が始まる
 青春を忘れない
 何事にも興味を持つ
 楽天的
 人生を楽しむ!!

 心を鍛える
 ジェネレーションギャップ:相手の理解と興味
 コミュニケーション
 喜怒哀楽トレーニング

 正しいことはひとつではない
 複雑系の考え方
 日本は正しさを求める
 
 痴呆症の原因
 脳に悪いことをする
 禁煙、低カロリーを実践する
 おたっしゃ21検診で30%がひっかかる 

 ▼大島さん
 長命から長寿へ!
 
 04年3月に国立長寿医療センターができた
 国立高度医療センターの6つ目
  4つのガンセンター、循環器センター(大阪)の次にできた

 世界一の長寿国
 長寿国:富と繁栄の象徴
     :人類の目標
       ↓
 未体験の世界 → 実験
 新しい目標の設定と検証
 
 痴呆老人:   160万人
 要介護者:   410万人
 骨粗鬆症:  1,000万人
 大腿骨骨折:12万人/年 寝たきりの大きな要因
 要おむつ:    310万人
 寝たきり:    120万人(2000) → 170万人(2010)

 高齢・老後不安
 生命への不安:医療
 生活への不安:支援
 生きがいへの不安

 長生きを喜べる社会の構築
 1.絶望感を与えない社会 
 2.平均寿命と健康寿命の差が短い社会
 3.生まれてきてよかったと死んでいける社会 

 自立
 1.人は遅かれ早かれ自立できなくなる 
 2.人は生まれた時は自立できない
 3.子供も年寄りも放置すれば死ぬ
   子供への責任:  明らか
   年寄りへの責任: ?

 老いとどううまくつき合うか
 意外と気がつかない孤独という不安

 国立長寿医療センターの理念
 私達は高齢者の心と身体の自立を促進し、健康長寿社会の構築に
 貢献します。

 よかったという日をひとつまたひとつ

 子供達の生活からは長寿は疑問

◆最後に一言
▼白澤卓二氏(東京都老人総合研究所 チームディレクター)
 日野原先生のような長寿エリートと同じことをやろうとしない
 100年間生きるという生き方を問われる時代

▼中田 力氏(新潟大学 脳研究所統合脳機能研究センター長)
 物事を決まっていると考えないで柔軟に
 自分のやりたいことをやる

▼大島伸一氏(国立長寿医療センター総長)
 集大成としてどうまとめていくか
 自分だけでなく、周りの人のことも考える

医療が進歩しても、健康が大ブームでも、生活習慣病を患って一生治療しながら亡くなる傾向は悪くなる一方で、人間ドックの異常者は何と89%です。時流に逆らって天寿まで、健康・豊か・幸せを願うあなただけを精一杯支援いたします。
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